【TOEIC】コロナ前後で平均点50点向上!今が高得点獲得のチャンス?!

本サイトでは、TOEIC® Listening & Reading Testに関する情報、勉強方法を公開します。本サイトのTOEICスコアに関する数値情報は、ETS公式サイトより引用しています。(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr.html

目次

コロナ前後で平均点+50点向上!?

コロナ流行により2020年2~8月のTOEICテストは中止され、2020年9月より再開されました。

コロナ流行後の2020年9,10月の結果を解析すると、
・平均点: コロナ前 588.1点 → コロナ後 635.0点(+46.9点)
・595点以上獲得者の割合: コロナ前 48.5% → コロナ後 60.4%(+11.9%)

今受けると高得点獲得/600点超えのチャンス!?かもしれません!

コロナ流行前後の平均点の変化
コロナ流行前後のスコア分布の変化

なぜ平均点が50点も増加したの?

TOEICテストは1問につき〇点と配点が決まっておらず、正答数に応じて補正が施され点数が決定される仕組みです。

つまり、受験したTOEICテストの難易度が高かった場合は、少ない正答数でも高得点を取得することができます。

そこで、コロナ流行後のTOEIC平均点が向上した要因を推察するため、2つの仮説を検証しました。

  1. レベルが低い受験者が増えた。
    (難易度が高かったと認識され、より高得点となる様に補正された)
  2. 受験者のレベルが従来よりも高く、平均点が向上した。

TOEICテストの点数算出方法

TOEICテストは、テスト毎に難易度が変わらない様に試験問題について工夫がされていますが、毎回のテストを同じ難易度にすることは困難です。

例えば、同じ英語能力を持つAさんとBさんが異なる回のテストを受験したとしましょう。

Aさんが受験した回は問題の難易度が低く700点獲得できましたが、Bさんが受験した回は難易度が高く500点しか獲得できなかったとしたら、不公平ですよね?

そこで、テスト毎の難易度の違いを考慮して点数が補正されることで、受験回に関係無く、AさんもBさんも近い点数を獲得できるような仕組みになっています。

補正方法の詳細については公開されていませんが、もし仮説①の通り、英語レベルが低い受験者が増えたことで点数が補正されるならば、むしろ毎回のテストの平均点は同じになるはずですよね?

しかし、実際には平均点は毎回異なっていることから、点数は受験者のレベルによって補正されるのではなく、試験問題の難易度の違いを修正するために補正されていることが分かります。

よって、コロナ流行後に平均点+46.9点向上した理由は、仮設②:コロナ流行中にオンライン授業や自宅勤務などで時間に余裕ができ、英語を学習する人が増え、受講者のレベルが向上したことが要因と考えられます。

まとめ

  • コロナ流行後は平均点が+46.9点(588.1→635.0点)向上、595点以上得点者の割合が48.5→60.4%増加!
  • コロナ流行中に受験者のレベルが向上したことが要因。

参考記事

(1) 最新版・コロナ流行後 TOEICスコア情報

最新(2021年3月時点)のTOEIC平均点・スコア分布情報を「【TOEIC】最新情報・コロナ前後で平均点向上!高得点獲得のチャンス?」にまとめました。合わせてご覧頂けると幸いです。

(2) TOEIC・高得点を取りやすい月・時期

「高得点を獲得しやすい時期がある」などの都市伝説を聞いたことがありますが実際にはどうなのか?「【TOEIC】高得点を取りやすい月はあるのか?!平均点が高い月・低い月」にまとめました。

(3) TOEIC・効率的な勉強方法

高得点取るためにどのように勉強すれば良いの?と悩んでいる人は多くいると思います。私自身もこれまでに何度かTOEIC勉強をしてきましたが、なかなか点数を上げることが出来ませんでした。

試行錯誤した末に行きついた効率的なTOEIC勉強方法を「【TOEIC】社会人向け800点越えるためのおすすめの勉強法と参考書・問題集・本」にまとめました。参考にご覧頂けると幸いです。

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